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スイフトスポーツが欲しい人の備忘録

チューニング、パーツ、動画、口コミ 気になる情報まとめ

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街乗りなら純正オイルフィルターが一番いい理由とは?

これまで、純正オイル純正オイルフィルターの品番を調べてきました。

純正オイルフィルターの作りや性能はどうなのでしょうか。

純正品(1000円程度)よりも安いオイルフィルターと比較してみましょう。
コストカットされている=つくりも安っぽい  のでしょうか?

純正品、アストロプロダクト品、モノタロウ品で比較した場合、純正品が一番いい作りでした。
純正品のみフィルターエレメントに「ばらけ防止の紙帯」がついており、フィルター(濾紙の量)も純正が一番多かったです。

つまり、純正品がエンジンオイル内の不純物を取り除く濾過性能に優れていることがわかりました。
参考:オイルフィルターの分解・比較・検証
参考:純正と格安オイルフィルターの比較

スイフトスポーツと軽自動車の排気量には倍以上の差があります。
設計上、問題ないように作られているとしても、軽自動車と同じ交換サイクルだとエンジンに良くない気分になりますね。

純正(1000円程度)よりも値段の高いスポーツ向けの社外品はどうなんでしょうか?

例えばHKS(1500円程度)とか。


クスコ(3000円程度)とか。


フィルターが強化されていたり、金属粉を集めるために磁石がついていたりします。
街乗りで使用する場合、スポーツ向けフィルターはオーバースペックのような気がします。
純正にはついていない磁石には魅力を感じます。

フィルターで濾過するのに磁石っているの?
はい、調べた結果、いらないと思います。

新車でホンダS2000を購入されたオーナーさんが金属粉の調査をしていました。
新車時に取り付けてあった、オイルフィルターを4,580km走行時に交換し分解すると金属粉が付着していることが確認されました。
2回目は3,433km経過し走行距離が8,013kmになったときに交換すると、金属粉の付着は確認されなかったようです。
参考:エンジンオイルを交換し、フィルターを分解してみたら

フィルターがしっかり機能する純正品なら、街乗りで使う分には磁石は必要なさそうですね。
よって、スポーツオイルフィルターはオーバースペックかもしれません。

まとめ
街乗りならしっかりとした性能の純正オイルフィルターが良さそうです。

スズキ安心メンテナンスパックに加入の場合は、納車後12か月後(法定1年点検)でオイルフィルター交換になります。
スイフトスポーツを新車で購入した場合、ターボなので3000km程度走行していれば、新車1か月点検か新車6か月点検の時にオイルフィルターも交換した方が金属粉が回収できエンジンに良さそうですね。

スイフトスポーツのオイルフィルターはワゴンRと同じ?

前回はオイルについて考察しました。
今回は、オイル交換に付き物のオイルフィルターについてです。

まず、純正のオイルフィルターを調べてみると品番は16510-81404でした。


このオイルフィルターの適合を確認すると、スイフトスポーツ(ZC33S)、スイフト(ZC72S)など以外にもワゴンR(MH23S)、ジムニーなどの軽自動車にも使用できることが分かりました。
参考:雨のドライブと1ヶ月点検

ワゴンR、ジムニーはK6A型エンジン。スイフトはK12B型エンジン。スイフトスポーツはK14B型エンジン。
どれもスズキのK型エンジンなので、同じものが使えるようです。

意外だったのが、新型ワゴンRにも使えることです。
ワゴンR(MH34S)以降R06型エンジンに変更され、新型ワゴンR(MH35S)にも使用できます。
R型エンジンはK型エンジンの後継なので、同じオイルフィルターが使えるのも納得です。
既存のあるものを使う。徹底したコストカットだと思います。

注意としては先代スイフト(ZC11S)等や先代スイフトスポーツは(ZC32S)等はM型エンジンなのでサイズが異なり取り付けられないため使用できません。

続き:街乗りなら純正オイルフィルターが一番いい理由とは?

スズキ純正オイルが想像以上に高性能だった件

スズキディーラーでスイフトスポーツを購入した場合、ディーラーでオイル交換や点検を受け続けるか、カーショップなどにお願いするか悩みました。

特に悩むのが、スイフトスポーツはターボ車なので、オイル交換が肝になってきます。
ターボ車の場合は自然吸気車と比べ、オイル交換の期間が短くなっています。

それに加え、スイフトスポーツは直噴ターボなのでオイルが劣化しやすいと思われます。

スズキディーラーで車を購入した場合、安心メンテナンスパックというものを勧められます。
安心メンテナンスパックとは、定期点検や車検、オイル交換などがセットになっていることで割引率が高いことが特徴です。

ディーラーのオイルなんて安いオイルでしょ?と思っていましたが、どうやら違うようです。
スズキでは「エクスターF SN 5W-30」というオイルを使用するそうです。
とは、言われても性能が分からないので、もう少し詳しく見ていきましょう。


エクスターF・・・商品名。エクスターFの「F」はFactory(工場)のFを表す。
SN・・・ガソリンエンジンオイル規格。SAから始まり、現在の最高規格はSNになる。
5W-30・・・オイルの粘度グレード。

なんと、純正オイルは最高規格となるSNのオイルだったようです。
これまで一番厳しい規格であったSM規格よりも、省燃費性能、オイル耐久性、触媒システム保護性能の改善が求められる。省燃費性能はSM規格対比0.5%以上の改善。オイル耐久性はデポジットの発生をSM規格対比14%以上改善。触媒システム保護性能の改善は触媒に悪影響を与えるリンの蒸発を20%までに抑制することが求められる。
引用先:エンジンオイル規格(API)
製造元は出光興産株式会社とシェルルブリカンツジャパン株式会社が確認されています。
スズキよりオイルの性能は規定されているでしょうから、製造元によって性能が変わることはないと思われます。
参考:スズキさん(純正) エンジンオイル エクスターF SN GF-5 0W-20
参考:スズキ(純正) エクスターF 5W30


エンジンオイルは奥が深く、大きく分けて3種類に分類されます。

1.鉱物油
一般的に普及しているオイル。
原油から不要や有害な成分を取り除いて作られているため安い。
街乗りや通常の高速道路での走行には、問題なく使用できる。

2.部分合成油
鉱物油の弱点の揮発性の高さを化学合成油等を混合させることで性能を高めたオイル。
毎日車を使ったり、よく高速道路を使用する方向け。

3.化学合成油
不要な成分は全く含まれておらず、低温時でも流動性が非常に高く、耐熱性も高いのでオイルの劣化がしにくい。
高性能、高品質なので値段が高いオイル。
車を大切にしたい方、オイルに高性能を求める方、スポーツ走行をする方向け。

エクスターFはもともと鉱物油でしたが、2017年10月頃に化学合成油になったそうです。
参考:新型スイフトスポーツ!絶対買いです!

次に、APIによる基油(ベースオイル)の分類が5グループに分かれます。

グループⅠ・・・鉱物油(石油系炭化水素)溶剤精製
グループⅡ・・・鉱物油(石油系炭化水素)水素化処理
グループⅢ・・・鉱物油(石油系炭化水素)水素化分解
グループⅣ・・・PAO/ポリαオレフィン(合成炭化水素)
グループⅤ・・・グループⅠ - Ⅳ以外。

残念ながらエクスターFがどのグループに属するベースオイルなのか公開されていないのでわかりません。
グループⅠとグループⅡは鉱物油と表示しなければならないので、エクスターFでは使用していないことがわかります。
グループⅢ以上のものを使用していると思われます。
(グループⅣやグループⅤは高価なため、恐らくエクスターFはグループⅢのベースオイルではないでしょうか?)

従来よりも性能が良くなったのは、スイフトスポーツやエスクード、バレーノ等の最近増えてきたダウンサイジングターボに対応するためかもしれませんね。
下手に社外品のオイルに交換するよりも、純正オイルがよさそうですね。これで安心メンテナンスパックにも安心して入会できます。

参考:スズキ純正オイルのお話☆
参考: メンテパックに入っている方々のオイル交換について