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スイフトスポーツが欲しい人の備忘録

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スズキ純正オイルが想像以上に高性能だった件

スズキディーラーでスイフトスポーツを購入した場合、ディーラーでオイル交換や点検を受け続けるか、カーショップなどにお願いするか悩みました。

特に悩むのが、スイフトスポーツはターボ車なので、オイル交換が肝になってきます。
ターボ車の場合は自然吸気車と比べ、オイル交換の期間が短くなっています。

それに加え、スイフトスポーツは直噴ターボなのでオイルが劣化しやすいと思われます。

スズキディーラーで車を購入した場合、安心メンテナンスパックというものを勧められます。
安心メンテナンスパックとは、定期点検や車検、オイル交換などがセットになっていることで割引率が高いことが特徴です。

ディーラーのオイルなんて安いオイルでしょ?と思っていましたが、どうやら違うようです。
スズキでは「エクスターF SN 5W-30」というオイルを使用するそうです。
とは、言われても性能が分からないので、もう少し詳しく見ていきましょう。


エクスターF・・・商品名。エクスターFの「F」はFactory(工場)のFを表す。
SN・・・ガソリンエンジンオイル規格。SAから始まり、現在の最高規格はSNになる。
5W-30・・・オイルの粘度グレード。

なんと、純正オイルは最高規格となるSNのオイルだったようです。
これまで一番厳しい規格であったSM規格よりも、省燃費性能、オイル耐久性、触媒システム保護性能の改善が求められる。省燃費性能はSM規格対比0.5%以上の改善。オイル耐久性はデポジットの発生をSM規格対比14%以上改善。触媒システム保護性能の改善は触媒に悪影響を与えるリンの蒸発を20%までに抑制することが求められる。
引用先:エンジンオイル規格(API)
製造元は出光興産株式会社とシェルルブリカンツジャパン株式会社が確認されています。
スズキよりオイルの性能は規定されているでしょうから、製造元によって性能が変わることはないと思われます。
参考:スズキさん(純正) エンジンオイル エクスターF SN GF-5 0W-20
参考:スズキ(純正) エクスターF 5W30


エンジンオイルは奥が深く、大きく分けて3種類に分類されます。

1.鉱物油
一般的に普及しているオイル。
原油から不要や有害な成分を取り除いて作られているため安い。
街乗りや通常の高速道路での走行には、問題なく使用できる。

2.部分合成油
鉱物油の弱点の揮発性の高さを化学合成油等を混合させることで性能を高めたオイル。
毎日車を使ったり、よく高速道路を使用する方向け。

3.化学合成油
不要な成分は全く含まれておらず、低温時でも流動性が非常に高く、耐熱性も高いのでオイルの劣化がしにくい。
高性能、高品質なので値段が高いオイル。
車を大切にしたい方、オイルに高性能を求める方、スポーツ走行をする方向け。

エクスターFはもともと鉱物油でしたが、2017年10月頃に化学合成油になったそうです。
参考:新型スイフトスポーツ!絶対買いです!

次に、APIによる基油(ベースオイル)の分類が5グループに分かれます。

グループⅠ・・・鉱物油(石油系炭化水素)溶剤精製
グループⅡ・・・鉱物油(石油系炭化水素)水素化処理
グループⅢ・・・鉱物油(石油系炭化水素)水素化分解
グループⅣ・・・PAO/ポリαオレフィン(合成炭化水素)
グループⅤ・・・グループⅠ - Ⅳ以外。

残念ながらエクスターFがどのグループに属するベースオイルなのか公開されていないのでわかりません。
グループⅠとグループⅡは鉱物油と表示しなければならないので、エクスターFでは使用していないことがわかります。
グループⅢ以上のものを使用していると思われます。
(グループⅣやグループⅤは高価なため、恐らくエクスターFはグループⅢのベースオイルではないでしょうか?)

従来よりも性能が良くなったのは、スイフトスポーツやエスクード、バレーノ等の最近増えてきたダウンサイジングターボに対応するためかもしれませんね。
下手に社外品のオイルに交換するよりも、純正オイルがよさそうですね。これで安心メンテナンスパックにも安心して入会できます。

参考:スズキ純正オイルのお話☆
参考: メンテパックに入っている方々のオイル交換について